NRF(全米小売業協会)
米国小売市場 ホリデー商戦第一弾:感謝祭(11/26)からサイバーマンデー(11/30)までの消費動向
『5日間で1億8,640万人の消費者が買い物を行った』

〜 オンラインでの買い物は大幅に増加、対するリアルでは激減 〜

※ この5日間は、11/26の感謝祭(サンクスギビングデー/11月の第4木曜日)に始まり、その翌日からクリスマスを控えた小売業のセールが始まる。更に感謝祭の後の月曜日にオンラインセールのサイバーマンデーが展開され、本格的なホリデー商戦へと投入する。因みに、感謝祭の翌日は小売業(リアル店舗)の売上が急増し、続けてオンライン売上が急増する傾向がみられる。

NRF(全米小売業協会)は、ホリデー商戦のはじまりとなる感謝祭(11/26)から翌日のブラックフライデー(11/27)、週明け月曜から行われるサイバーマンデーまでの5日間の消費動向を発表。

今年は感謝祭から週明けの月曜日までの5日間で、リアル(店頭)とオンラインを使って推計1億8,640万人(前年対比▲1.7%)の消費者が買い物を行った。

今年の買い物客の総数は、2019年の1億8,960万人から若干減少するも2018年の1億6,580万人からは12.4%増と大幅に伸長。

また、今年の消費者の消費行動として、パンデミックの影響もあり早い段階からホリデーショッピングを行っていた。(10月実施のホリデー調査)しかし、この5日間の消費動向をみるかぎり、ホリデー期間にギフトを購入するという長年の慣習は継続されたようだ。

また、今年はオンラインでの購入者数が大幅に増加し、ブラックフライデーの購買者数は初めて1億人を越え、前年度より8%増加となった。さらに土曜日のオンラインでの購入客数は、前年度より17%増加した。結果、オンラインのみの購入者数はこの週末全体で44%伸長し、合計で9,570万人になった。

一方、リアル(店頭)での買い物は、11月26日(木)の感謝祭は、昨年から55%減少し、ブラックフライデーの買い物も37%減少となる。リアル(店頭)での買い物減少の要因に、消費者は今回のパンデミックから外出を控えたことと、感謝祭の日に閉店する小売業がオンラインを整備・構築したことがリアルでの買い物客を大幅に減少させたと考えられる。

【ホリデー5日間の買い物概要】

5日間のホリデー関連の一人あたりの購入金額は平均311.75ドル(約32,400円)。

この5日間での購入金額は、昨年の合計361.90ドルから約14%減少したが、2018年の合計313.29ドルとほぼ同じ金額となった。また、今年の購入金額の内、約7割にあたる224.48ドルが直接ギフトに費やされた。

◆5日間のホリデー関連の購入商品 TOP5

衣類(調査対象者の52%が購入)、玩具(32%)、本/音楽/映画/ビデオ/ゲーム(29%)、ギフトカード/商品券(29%)、エレクトロニクス(27%)となった。

◆ 買い物をした場所(店頭での買い場)

百貨店(調査対象者の40%が訪れた)、グローサリーストア※1(39%)、衣料品店(33%)、家電専門店(31%)が上位に含まれていた。

※1:グローサリーストアとは食品雑貨店。スーパーマーケット。

NRFでは、今年の者は早くからホリデショッピングのい物をはじめていたが、まだまだ買い物に対しての支出意欲は高いとみている。

今回の調査内容をとらえても、オンラインの売上が今年のホリデー商戦全体の売上を支えている。

昨今パンデミックが再び拡がる米国市場において、小売店は万全の安全対策を取っていても、やはり消費者の足は遠のくだろう。オンライン、オフラインのどちらにせよ、このまま消費の勢いが止まらないことを願う次第である。