言葉や文化が違っても

贈物にはいろいろな意味があります。感謝や挨拶、お祝い、お詫びなどの気持ちを表す際は行動や言葉に添えられる名脇役です。

新しい関係性を生み出す時には、贈物が重要な役割をすることがあります。言語や文化が全く異なる場合でも、何かを贈り受け取る行為が交流のきっかけとなることが分かっています。受け取ったら何かしらの対応をすることがギフトの特徴であり、その重みがつながりを作り出す要素になっているわけです。

手みやげの習慣は、コミュニケーションのきっかけ作りを上手に演出する方法の一つです。最初だけではなく、継続する関係の中でも多くの贈答の機会を続けるのは日本独特の文化かも知れません。

お中元やお歳暮など、儀礼的ギフトと呼ばれるものが減少傾向にあることは実感しますが、本当に気持ちを伝えたいと思う相手へのギフトは続いていはずです。今こそ、ギフトの持つ本来の力が見直される時なのではないでしょうか。

m.o.