生きている芸術

海外でも人気の盆栽について、分かりやすく紹介した冊子を手にしました。小宇宙といわれ、アートとして親しまれる魅力と楽しみ方が綴られています。

園芸は一般的に花や実など植物を主体に楽しみますが、盆栽は植物と鉢が一体となって初めて鑑賞価値が生まれるのだそうです。一本の小さな樹から大自然を連想させたり、自然の中を生き抜く姿を表現するために日々考えながら手を加えて行きます。

飾る楽しみは三位一体の美を創ります。植物と鉢、それを置く台との調和が見る人の心を和ませます。盆栽を用いて、全体の調和を図った美空間にはテーマがあり、構図や余白など奥の深い創造が施されています。

盆栽は樹という生き物を扱う、命の表現と言われています。きれいなだけではなく、風雪に耐え、雨風をしのいで生きてきた本来の姿に、畏敬の念を抱き励まされるのだそうです。共に遊び、共に生きて気付きを与えてくれるのが盆栽、ぜひ目を向けてみたいと思います。

m.o.