いかがでしたか

先週末の食事会で、還暦を迎えた夫、姉と誕生日の近い母に花束を贈りました。いつも懇意にしているお花屋さんが、今回も期待以上にゴージャスに作ってくれました。一人づつ、ちがうデザインが個性によく合っていたと思います。

用途や予算はもちろんですが、贈る相手がどういう人か、贈る場所や雰囲気はどのようなイメージかなど、できるだけたくさんの情報をお花屋さんに伝えます。しっかりと捉えて花束に表現してくれるのが、長いお付き合いの理由です。

その後、また行く機会がありました。いかがでしたか、と聞かれたのでステキな花束をもらって喜んでましたと伝えると、お花のことはどうでもいいんです、と言われてちょっと意外でした。店主が聞きたかったのは、私達が食事会を楽しむことができたか、それだけでした。

お祝いの席に花は欠かせません。しかし主役ではありません。最高の花束を作ることがお花屋さんの仕事で、それはプロとして当然のこと。それよりお客さんがそのひとときに幸せであったかを気遣うところが、店主の人柄なのです。

ギフトはいろいろですが、関わる人たちを思い遣り慈しむ心が真髄です。お花屋さんとの何気ない会話の中に、ギフト研究所の原点を思い起こしました。

m.o.